moe.ninnjinnlove
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私たちは何を信じ
誰の“歴史”を生きているのか。
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映画『スープとイデオロギー』
GOOD CINEMA PICKS #031
@neutmagazine
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イデオロギーとはなんだろう。
私たちは何を信じ、
何を軸に生きているのか。
そしてその根底にある歴史とは、
誰の“歴史”なのだろう。
そう、考えさせられる映画に出会った。
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たとえば海を隔てた隣国、
韓国と北朝鮮の“歴史”について
その異なる思想の成り立ちに
どれだけ向き合えているだろうか。
(私はこの映画をきっかけに、それまで北朝鮮や韓国について知った気になっていたことが、いかに偏ったもので知らないことがどれほどあるのか...とかなり落ち込んだ)
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日本にはさまざまな理由で
「在日」と呼ばれる外国籍の人たちがいる。
映画『スープとイデオロギー』の
ヤン・ヨンヒ監督も「在日コリアン」の一人だ。
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コリアン2世である彼女は、大阪・生野区にあるコリアタウンで生まれ育った。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)で働いていた父と、ともに活動家として父を支えた母は、韓国政府を徹底的に否定し、「帰国事業」という名の政策のもと、地上の楽園と謳われた「北(北朝鮮)」へと息子たちを送り出した。しかし、そこまでして「北」を信じていたのはなぜだったのか。兄たちを北の国へと送り出した母を心の中で責めてきたという監督が描くのは、朝鮮半島と日本の歴史のうねりを生きる在日コリアン家族の肖像と、個人の記憶を通して紡がれる、公に語られてこなかった歴史への問いだ。
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ーー思い出したくないのだろうか。忘れなければ、生きていられないほどの記憶だったのだろうか。(映画中ヤン ヨンヒ監督の言葉より)
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映画はオモニ(母)の記憶を手繰り寄せるように進んでいく。次第に記憶の失われていく母を、ヨンヒは70年ぶりに故郷、春の済州島へ連れていく。しかしそこで目にしたのは今も尚傷跡が残されている、想像を超えた悲惨な光景だった。個人で到底抱えることのできないような恐ろしい記憶とトラウマを、母はどのように抱えて生きてきたのか。劇中監督は、済州島を訪れ「済州4.3事件」のむごさを実感し、初めて母がどうして「北」に没頭したのかが理解できたと涙を流しながら語る。オモニの言葉から語られる記憶の後ろに見え隠れするのは、国家間の争いや政策によって振り回され続けてきた、個人の、そして在日コリアンの歴史だ。
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国家間の争いで
犠牲になるのは、いつでも個人だ。
奪われた命は、石碑に何万と刻まれた
名前の中の一つとして刻まれるにすぎない。
到底個人では抱えることのできないほどの経験を、
一人の記憶から語るしかなかった出来事として映画が示すのは、無差別な殺戮が許される社会と、思考停止の歴史への疑問符なのではないか。
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生まれる時代と場所を、
私たちは選ぶことができない。
しかしその後、どのような考え方を受け入れ
軸にしていくのか、生きる場所や思想
拠り所を選ぶ権利があるはずだ。
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私たちは何を信じ、
何を軸に生きていくべきなのだろうか。
そしてイデオロギーの違いにどのように向き合い、
受け入れ、対峙するべきなのか。
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映画『スープとイデオロギー』は、
思想の違いを抱えたままに、
愛とお互いへの敬意を持って
スープを分け合う家族の肖像から
問いかけられているように感じた。
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映画はユーロスペース、
ポレポレ東中野ほか全国の映画館で上映中。お声がけいただいたNEUTののえみさんに感謝です。
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🎬『スープとイデオロギー』
公開:2022年6月11日(土)〜
上映館:ユーロスペース、
ポレポレ東中野ほか全国順次公開
💭NEUT記事:
https://neutmagazine.com/goodcinemapicks-soupandideology
👀映画公式サイト:
https://soupandideology.jp/
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#スープとイデオロギー #ヤンヨンヒ #NEUTMagazine #MakeExtremeNeutral
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